ヒドロモルフォン製剤にはナルサス(徐放性)とナルラピド(速放性)があります。オピオイド導入の際には、通常ナルサス4mgとナルラピド1mgから開始しますが、疼痛管理が不十分な場合には増量が必要です。
オピオイドの使用方法を勉強する際には、学習する内容が膨大であるため、優先順位を考える必要があります。効率的に学習するためには、まずオピオイドの導入方法や注意点から学ぶのが良いでしょう。オピオイド導入は重要度が高く、遭遇す …
ナルサスの増量
添付文書に「使用量の30〜50%増とする」と記載されています。ただナルサス錠の規格は「2mg, 6mg, 12mg, 24mg」のみであるため、選択肢が限られます。以下に増量パターンの例を示します。
| ナルサス1日量 | 増量 | 組み合わせ |
| 4mg | 2mg+2mg | |
| 6mg | 50%増 | 6mg |
| 8mg | 33%増 | 6mg+2mg |
| 12mg | 50%増 | 6mg+6mg |
| 18mg | 50%増 | 12mg+6mg |
| 24mg | 33%増 | 24mg |
増量のタイミング
添付文書に増量タイミングに関する記載はない。下記の資料を確認すると、ナルサスは5日で定常状態に達していることがわかる。少なくとも2〜3日は増量を控えたほうが良いように見える。

上限
24mg(適宜増減)

